18年夏旅館リゾバ 雑記と小屋への一時帰宅

山の暮らし, 出稼ぎ・バイト

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生活雑記

食事

旅行に出かけるとき以外は毎食毎食賄い料理を食べてました。

海岸の旅館だったのでお客さんに出す食事も魚が多め。
賄いはその残り物で作ったものなのか、魚料理が多かったですね。
しかし牛肉を出すことも多いらしく、よく食べてました。
今まで生きてきた中で一番肉や魚を食べていた期間なんじゃなかろうか…と思うレベル。

たまに同じグループで別の場所で働く社員さんがヘルプで来ることもあったのですが、彼らにとっても「ここの賄いは美味い」とのこと。
前回の山小屋にしろホンダの期間工にしろ、私は妙に賄いに恵まれている気がします。
それほど食事には拘ってないはずなんだけどなあ…

たまにキャンセルがあり、余った懐石料理を食べさせてもらうことが出来ました。
小鉢料理は食べたことが無いものばかりで、新鮮で美味しいものでした。
私がこれから山で作るであろう作物も、こういう懐石料理になら重宝されるのだろうか。

最初の頃は部屋内で食パン食べたりお菓子食べたりしてましたが、9月に入ったころから妙に食べる量が減って、少ないご飯+賄い2食のみだけとなりました。
8月は忙しかったから腹も減りがちだった?

 

余暇

案外勤務時間が短くなったので、余暇の時間も増えました。

部屋内ではブログの記事を書いたり、ゲーム、読書、ネット、映画を見たりしてました。
バイクで行ける範囲にレンタルDVD屋があるので、小屋から持ってきたPS2で色々な名作を見たりしましたよ。

ネットではいつも通り色々と調べものしたりしていましたが、最近はブッシュクラフトについての動画や記事を見ることが多かったですね。
なのでこれからの山小屋生活ではブッシュクラフトっぽいこともやっていくかもしれません。

そう言えば「今季のバイト中に小説版指輪物語全部読むで!」と思ってたけど、ほとんど読み切れず…
まあ、某やり込みゲーもやってたし。

 

小屋への一時帰宅

7月17日、小屋の様子を見に帰ってみました。
「平成30年7月豪雨」と名付けられ、西日本各地で甚大な被害をもたらした災害がありましたが、私の山小屋があるところでも特別大雨警報が出ていました。

というわけで心配になり、晴れの休日に帰ってみたわけです。

 

雨はいっぱい降ったはずなのに、ぜんっぜん被害が見られませんでした。
痕跡すら分からないレベルです。

南側のコナラを伐採したので日当たりが良くなり、雑草がかなり生えてしまっただけで、物が飛んだり壊れたりすることは皆無。

 

もしかしたら丸太組擁壁が地滑りのように崩れ落ちているのかなあと不安に思っていましたが、雨で浸食された跡も分かりません。

土を露出させるよりも、やっぱりこうやって枝葉で覆っておいたほうが良いかも。

 

シイタケの様子も見てみました。
木口表面にはちゃんと菌糸紋が現れており、上手く育っている様子が分かります。

ただ、表面にちょっと黒いものが付いているのが気になります。
ゴムタケの痕跡なら良いのですが、別の害菌だったら…

 

小屋内の様子も異常無し。
かび臭さもありませんでした。
郵便物を処理して、服や御朱印帳やPS2をバイクに積んで、帰ることにしました。

寮と小屋の行き来では色々な道を眺めてみましたが、片側交互通行の箇所が多くなっただけで、普通に通れましたよ、
やっぱり斜面崩壊の起こしやすさは地質によって大きく違ってくるのでしょう。
マサ土の場所は危なそうです。

 


8月22日、もう一度帰ってみることにしました。

下界の気温は35℃超えでしたが、この山小屋に帰ってくると少し涼しかったです。
標高がちょっとあって森林の中だと、ここまで気温も変わるものなのか。
やっぱりなんだかんだ、ここは良いところなんだよなあ。

相も変わらず小屋には変化なし。
しかしどんどん雑草の丈が伸びてきて通行が大変になってきました。
山小屋生活は、また草刈りから始めにゃあ…
日当たり良くすると太陽光発電が良く出来るし小屋も乾燥するから耐久性も上がりますが、雑草が伸びやすくなるのが欠点か。

前回同様、小屋内で郵便物の処理をしておきました。

  

南側にコナラがあったときに比べると、雑草の種類も少し変わってきました。
メヒシバのような、畑などでも見られるものが多くなってきたかな?

 

皆伐した東方敷地は地形的に日当たりが悪いのか、そんなに草は生えてません。
切り株から萌芽しまくっているのが印象的。
ただ、萌芽しないものもあるようです。

 

水源を見てみると、最近の日照りなのか豪雨により水の流れが変わったのか、枯れてしまっていました…
去年の10月から今年の5月まではずっと流れてたのに…
夏だけこうなら別に良いんだけどな。

 

寮への帰りでは色々と寄り道しました。
青空とか雄大な景色を堪能しますが、最近感受性が減ったようにも思える。
暑くてうんざりしているってのもありますが、昔はもっと何気ないものに感動していたよなあ。
雲が動いていく様子を見るだけで、水平線を見るだけで、バイクで走っているだけでも満足してたような。
空腹は最大の調味料というように、すぐに欲求を叶えようとするより少し抑圧してみても良いかもしれない。

寮へ帰宅後、過去の自分が何に感動していたのかを調べるため、過去の写真を見直しました。
やっぱり自分は、古いものとか柔らかな光が好きなよう。

 

最後の様子

9月27日、最後の勤務日となりました。
平日なので客室清掃のみ、3人で14時まで。

見慣れた客室をいつも通り掃除していきますが、「今日でこの部屋に来るのも最後か…」と思いながらやってたので、切ない気分になりました。
仕事の終わりは何度やっても、爽快感と侘び寂びの両方を感じます。
この感動を味わうために何度も退職していると言っても過言では…いや、過言だわ。

この日は晴れてたので、最後の散歩。
見慣れた美しい光景ともおさらばか…

 

9月28日、部屋の掃除と荷物のバイクへのパッキングを終えて、事務所で手続きして終わり。
さあ、出発だ!

 

 

 

これで2018年の出稼ぎ関連記事は終わりとなる予定です。

これらの記事を読んで、人間どうにでも生きていけるな、と少しでも思っていただけると幸いです。
山奥での生活は日々の雑事だけでなく金銭面の不安も多いと思いますが、私がやっている出稼ぎも解決方法の一つであり、このブログがそんな生活の実例の一つとなっていくと報告の甲斐があります。

 

次回以降は山小屋暮らしとなります。
3rdシーズンも地味に活動していく予定です。

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