薪割りの日々 18年春

2018年6月23日

2018年5月19日、来シーズンのルーチンワークとなるであろう薪割りの、効率の良い方法を模索しながら作業。

薪割りの方法は前回である程度定まったので、一気に作業を進めていきます。

斜面肩に薪を積む場合、最も怖いのが斜面下方へ崩れることですから、ちょっと斜面上方側に傾くように意識。
積んでいるとどちらに傾いているのか分からなくなってくるので、たま~に水平器置いて傾きを確認。
薪の形によって傾きが大きくなってしまったら、細い棒を横方向に差し込んだりして微調整。

今のところの作業手順は、33cmのバカ棒と手鋸で切れ目を入れて丸太に印を付け、土が付いていたらワイヤーブラシで掃除し、550XPで玉切りしていき、20cmの薪割り台に乗せてisocoreで大割し、出来れば33cmの薪割り台に載せて和斧で小割りして、薪棚に運ぶという流れでしょうか。

Isocoreがあれば太いものでも難なく割ることが出来ますが、繊維が通直ならば直径30cm前後が最も割りがいがあって気持ち良いですね。
和斧だとちょっと苦労してくる太さですがIsocoreなら余裕!

大きな分枝(節)があるものはIsocoreでもきつかったので、実家近くのアストロプロダクツで購入した安物薪割りクサビを打ち込んでみます。(→ネット通販はこちら)
…持ってかれたんですけど!

鉄製クサビが挟まっている状況ではチェンソーも斧も使えないので、ハンマーで無理矢理ガンガン叩きまくって何とか割ることが出来ました。
…節のあるものはこうやって苦労して割ったところで見栄えが悪いから、売り物にはならなさそうな気がする。
厄介なやつは後回しで良さそうです。

通直だと思われた玉でも、つるが巻き付きながら成長していると繊維も歪みながら成長するようで、なっかなか割れませんでした。
やはりつるは邪悪!
滅ぶべし!

朝と夕方に行った薪割りで出来た量を見ると、なかなか感慨深く感じるくらい出来た気がします。
今のところ崩れる心配は無さそう。
…売れるだろうか。

ちなみに夕方から作業再開したとき、外に放置していた軍手を装着すると中にムカデがいて、噛まれました…仕返しに斧で切ってやりましたが。
そう言えばムカデに噛まれたのは人生で初めて?
虫のいる季節になると外に置いている手袋や靴はいちいち確認してから着けないといけないかも。
ムカデは毒を持っているので、チクッとした後に段々痛みが持続。
一応毒を押し出そうとしましたが、それでも痛みは続きました。
腫れは無し。

 


 

5月20日、朝から作業…するものの昨日の疲れが身体に少し残ってる…

昨日作った薪山の形がシートをかけても安定するように、少しだけ積むことに。
斧で割りづらかった繊維が曲がったものは、チェンソーで半割したり。
半割できれば斧で割れるだろうと思ったら、それでも割れなかったり…

縦切り後をアップで見てみると、繊維がねじ曲がりまくっていますね。
こういうのはクサビで割ってもいいのですが、やっぱり形が歪になります。
もうこういう割れないものはどんどん縦切りし、薪棚の土台にしちゃっても良いかも。

 

小屋近くにははまだまだ丸太がありますが、とりあえず33cmに玉切りしたものが大量にある東方敷地のものを片付けていくことに。

最初に同じように斜面肩に単管で土台を作っていきます。
地盤の凸凹が大きいので、4m単管の中央が土に付くような場所にセット。

 

位置が決まったら1m単管に先端杭と打ち込み座金を取り付けて、大型ハンマーで打ち込み、自在クランプを取り付けて土台完成です。
方法が定まれば早いもんよ!

運搬車でひとまず土台用の枯れ松を運んできて敷いて、コナラを割って積んでいきます。
薪ストーブユーザーは大割を好むということで大割気味にしてみましたが、割っている時はもう少し細かく割った方が良いのか、これで良いのかが不安でした。
やっぱり販売時に感想を頂くのが手っ取り早いかも。

今日は昨日の疲れが残っているからか、薪割り作業は3時間程度で早々に終了。
洗濯したり道具の手入れしたりして、少し小屋終い作業しました。

小屋近くの薪の山がある程度形になったので、シートを被せてみることにします。
33cm薪2列、3m長さ、高さ120cm程度に3.6m×5.4mシートではやはり大きすぎます。

というわけで半分に切断し、1.8m×5.4mのシート2枚としてみます。
ハサミでさくっと切れました。

幅1.8mでもまだ大きすぎましたね…
単価と長さ的には3.6m×5.4mシートを購入するのが良さそうなので、3分割にして1.2m×5.4mシートとして使っていくほうが良いかな?

ロープで巻いて棒を載せてみてとりあえず完成としてみます。
薪の山の形の理想は、やはり蒲鉾型の中央が凸となる形でしょうか。
結局1回も雨が降らない内に出発してしまって雨水の挙動が分かりませんでしたが、ちゃんと雨ざらしにならないようにシートが覆いかぶさっているだろうか…

 

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2ndシーズンの山仕事終了

5月21日、朝から東方敷地の残った玉を処理していきます。
割りやすそうなものから割っていっていましたが、妙に割れづらくなってきたので斧を研ぎました。
しかしそれでも割りにくい。

虫食いなどで繊維が曲がったものが多かったので、そういうのはクサビを使っていきました。
クサビ打ちは玉への衝撃が少なめなので、薪割り台から落ちにくいのがメリットかもしれません。
しかしクサビで割ったとしても断面が汚くなるものばかりです。
やっぱり斧だけで割っていくのが売り物にしやすいし、作業効率も良いでしょうね。
歪なものは後回しに決定!

550XPは昨日片付けちゃったので、チェンソーで縦切りすべきものがいくつか残ってしまいました。

でもまあ33cmに玉切りしたものはほぼ全て処理出来ましたから、良しとすることにします。
玉切りしてからほったらかして木口面が乾燥すると、斧が刺さった時に抜きにくくなりますから、玉はさっさと割っていくべきだと今は思います。

微妙な長さのものは運搬車に積み、小屋近くで保管して自家用薪として使うこととします。

結局4m単管で作った薪棚は綺麗な山に出来ませんでした。
来シーズンはこういう薪の山をあちこちに大量に作っていきたいものです。

こちらもグリーンシートで覆って、ロープで縛ったり上に木の塊置いて固定。
単管の土台だとロープを引っ掛けるところが増えるのがちょっと楽かも。

 

 

というわけで2ndシーズンの山仕事はこれで終わりです。
この日の後は小屋終い。
出稼ぎに行っても小屋開け、小屋終いすることになるかもですが…

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